価値創造マネジメントフォーラム

Society5.0を実現する、中堅・大企業のイノベーションとは

日本経済新聞社 日経バリューサーチは「既存企業におけるイノベーションの実現」をテーマにビジネスフォーラムを開催します。
政府、アカデミア、既存大企業、気鋭のスタートアップ、それぞれの立場でイノベーションの実現に向き合い、成長や課題解決に結び付けている論客が一堂に会するまたとない機会です。ぜひご参加ください。

登壇者
Speakers

金指 壽氏
経済産業省
産業創造課長
東京都出身。1998年東京大学工学部卒業、同年、通商産業省入省。2007年スタンフォード大学客員研究員、08年仏EDHECビジネススクールMBA。
09年産業再生課、11年大臣官房総務課、12年原子力安全保安院及び原子力規制庁。14年内閣官房日本経済再生総合事務局。16年ジェトロ・ロサンゼルス事務所。19年から現職。
入山 章栄氏
早稲田大学ビジネススクール
教授
慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。
三菱総合研究所を経て2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。19年4月より現職。
『Strategic Management Journal』『Journal of International Business Studies』など国際的な主要経営学術誌に論文を発表している。著書に『世界の経営学者はいま何を考えているのか』(英治出版)、『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(日経BP)、『世界標準の経営理論』(ダイヤモンド社)ほか。
大櫃 直人氏
みずほ銀行
執行役員 イノベーション企業支援部長
1988年みずほ銀行入行。複数の営業店勤務を経た後、公募制度にて営業店長に就任。以降、本部にてM&A 業務、法人新規取引獲得の推進を行い、都内大型店の営業店長に就任。大企業から中堅中小、ベンチャー企業まで広範囲な業界における事業面、金融面両面における業務に携わってきた。
2016年から現部署、18年執行役員就任。自ら有望ベンチャー企業を精力的に開拓し、成長支援を実践。
松本 勝氏
VISITS Technologies
CEO/Founder
東京大学大学院工学系研究科修了後、ゴールドマンサックス入社。株式トレーダー、金利デリバディブトレーダー(ヴァイスプレジデント)を経て、2010年、人工知能を用いた投資ファンドを設立。
14年6月、VISITS Technologiesを設立し、人のアイデア創造力、目利き力、アイデアの価値を独自の合意形成アルゴリズムにより定量化するコンセンサスインテリジェンス技術(CI技術/特許取得済)を開発。
堂上 研氏
株式会社博報堂
ミライの事業室
1999年に国際基督教大学教養学部卒業後、博報堂に入社。飲料、食品、エネルギー、金融、保険等の新商品開発や新サービス開発を中心とした広告マーケティングをプロデュース。
2012年に同社ビジネスアーツ、14年に同社ビジネス開発局に異動。事業開発支援を中心に、パートナー企業の事業開発コンサルティング、プロジェクトマネージメント、スタートアップ支援を行う。19年からミライの事業室 チームリーダー ビジネスデザインディレクターとして、スマートシティ、コマース、エンタメ、ヘルスケアなどのテーマで新たな産業創造に取り組んでいる。
永井 歩氏
アスタミューゼ
代表取締役社長
大学ではロボット工学・人工知能を学び、大学院では数値流体力学・原子力工学を専攻。大学在学中にソフトウェア会社に入社しプログラミングを学び、その後、取締役に就任。
2005年、大学院在学中にアスタミューゼ(旧パテントビューロ)を起業する。
技術移転事業、人材採用支援事業、知財戦略支援コンサル事業、未来創造メディア事業、新規事業・社会課題解決支援SaaS事業、技術データアルゴリズムによる金融事業など立ち上げた事業は多数。東京大学大学院 システム量子工学専攻 修了。
永見 世央氏
ラクスル株式会社
取締役/CFO
2004年に慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、みずほ証券株式会社にてM&Aアドバイザリー業務に従事。
06年から13年まで米カーライル・グループに所属し、バイアウト投資と投資先の経営及び事業運営に関与。その後株式会社ディー・エヌ・エーを経て14年4月にラクスル株式会社にCFOとして参画し、同年10月に取締役就任。ペンシルバニア大学ウォートンスクールにてMBA取得。
楢﨑 浩一氏
SOMPOホールディングス株式会社
グループCDO 執行役常務
早稲田大学政治経済学部卒業後、三菱商事に20年間、本社及び米国シリコンバレー(SV)にて勤務。
2000年にSVで現地スタートアップに転職後、16年間SV中心にソフトウェアのスタートアップ各社を経営。16年5月、当社の初代CDO(Chief Digital Officer)に就任、グループ全社のDXを統括・推進。
19年11月、Palantir Technologies Japan社のCEOに就任。(当社CDOとの兼務)
中馬 和彦氏
KDDI株式会社
経営戦略本部事業ビジネスインキュベーション推進部長
1996年、国際電信電話(株)(現KDDI)入社、INFOBARをはじめライフスタイルブランドiida、au Smart Sports等を手がける。
2014年からジュピターテレコム(株) 商品企画副本部長として、4K-STBやJ:COM Mobile立ち上げ。
その後ジュピターショップチャンネル(株)執行役員を経て、現在KDDI(株)経営戦略本部事業ビジネスインキュベーション推進部長として、ベンチャー支援プログラムKDDI∞Laboやベンチャー投資ファンドKDDI Open Innovation Fundを統括。
神先 孝裕氏
株式会社ケップル
代表取締役
あずさ監査法人を経て2013年、スタートアップに特化したKepple会計事務所を設立。
経理面のサポートに加え、資本政策や事業計画の策定等、管理スタッフのいないシード期の管理業務全般をサポート。15年2月、スタートアップとベンチャー投資家のためのインフラ創出を目的として株式会社ケップルを設立。18年8月、スタートアップに投資をするVCや上場会社向けの未上場株式のポートフォリオ管理ツールFUNDBOARDをリリ―ス。アフリカでのスタートアップ投資も手掛ける。
中村 貴裕氏
株式会社ispace
取締役/COO
東京大学大学院で惑星科学を修了後、新卒で大手外資系コンサルティング会社に入社。6年ほどの勤務ののち、大手情報サービス会社の新規事業開発室に転職。
自ら企画・立案した事業の立ち上げを経験し、2015年2月にHAKUTOプロジェクトを手掛ける株式会社ispaceに転職した。
富岡 仁氏
Telexistence株式会社
共同創業者/代表取締役CEO
テクノロジー起業家および投資家。 2015年、三菱商事の一員として、米国のハイテクユニコーン企業に投資するシリコンバレーのグロースファンドであるGeodesic Capitalを駐日米国大使のジョン・ルース氏などと設立。ファンド在籍中は、日本での資金調達を主導しつつ、ファンド初期の投資活動に従事。その後、16年にSupership株式会社にて、VR部門の立ち上げに関わる。
17年に東大名誉教授の舘博士などとTelexistence株式会社を共同創業。スタンフォード経営大学院卒。
渡辺 洋之
日本経済新聞社
常務取締役 デジタル事業担当
1961年新潟県生まれ。85年早稲田大学卒業、同年日本経済新聞社入社。
主に日経BP社で経営及びIT関連の専門媒体の編集記者を経て、1995年シリコンバレー特派員。 2001年日経パソコン編集長。05年からインターネットの事業開発を担当する。18年3月より常務取締役 デジタル事業担当、日経イノベーション・ラボ所長。
小野 学
日本経済新聞社
ビジネスリサーチ編集長
1989年日本経済新聞社入社。証券部、大阪経済部、名古屋編集部などを経て2019年1月からビジネスリサーチ編集長。
取材分野は株式・債券市場などのマーケット、自動車、民生用エレクトロニクス、小売り、証券会社などの企業財務。

Creating Innovation Management
いかにしてイノベーションを実現し、
価値を創造するのか

いま、改めてイノベーションを考える

ヨーゼフ・シュンペーターがイノベーションを定義した20世紀初頭から100年以上が経ちました。「ある既存知」と「異なる既存知」の「新結合」がイノベーションの基本的な構造であるとの理解もかなり進んでいるようです。

そして、VUCAやDXといったキーワードが一般化しつつある現在、イノベーションの実現こそが企業や組織の最重要命題であるということが大きく叫ばれています。

一方、「イノベーション」という言葉ばかりがあふれ、うんざりだというビジネスパーソンも多数いらっしゃることでしょう。
どのような立場にあっても、イノベーションへの正しい理解とその実現への取り組みが、ビジネスの進化や成長に重要であることは間違いありません。

本フォーラムの構成とねらい

本フォーラムは、経産省のメッセージ、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生によるイノベーション概論といった「状況への正しい理解や理論的な知識を得る」講演と、ビジネスの第一線で活躍中の登壇者らによる「具体的事例から気付きを得る」ケーススタディで構成しています。

企業の価値創造を志向されるビジネスリーダーの皆様には、理論と実践の双方からイノベーションの実現へのヒントが得られる最適のセッション群となっています。本フォーラムへのご参加をお待ちしております。

セッション
Sessions
2/17mon 13:00-17:30

Session 1

第四次産業革命の進展と
イノベーション経営の重要性

2020年4月にサンフランシスコで開催される第四次産業革命サミットへの日本のかかわり方をはじめ、日本産業の強みを生かした成長戦略を描けるビジネスモデルの転換とそのマネジメントの在り方を解説します。

オープニングトーク・20分
Session 2

イノベーション概論
(イントロダクション)

話題の新著「世界標準の経営理論」も好調な経営学者、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授によるコンパクトな「イノベーション概論」です。

Session 3

既存企業はオープンイノベーションで進化できるのか
~イノベーションテックコンソーシアム(ITC)から考える

気鋭のスタートアップ、硬軟それぞれを代表する大企業のオープンイノベーションの旗手らが集い、具体的な事例をもとに活発な議論を展開します。入山章栄教授もモデレーターとして参加。予定調和ナシの臨場感ある実践的なトークにご期待ください。

Session 4

社会課題はビジネスシーズの宝庫
~気付きを事業化する最前線

「社会課題からビジネスシーズをどう見つけるか」という命題は、昨今の企業経営ではさらに重要になっています。この命題を高度に実践し、優れた実績を明示している気鋭のスピーカーらによる気付きにあふれたセッションです。

コーヒーブレイク

Session 5

出島からの企業変革
~SOMPOホールディングスの事例から

大企業からのイノベーションは生まれ得るのか。SOMPO Digital Labという「出島」型組織を率い、破壊的イノベーションに挑むSOMPOホールディングスCDO楢崎氏に、大企業の自己変革、そしてその先にある新たな価値創造への可能性について伺います。

Session 6

中核的大企業 × スタートアップ
~新たなビジネスエコシステムへの展望

大企業とスタートアップは新しいエコシステムを形成しつつあります。新興企業の代表者たちと、そうした企業群に幅広く投資、支援を行うKDDIのインキュベーション担当者が、大企業とスタートアップのあるべき関係性と将来の展望について論じます。

Access

大手町プレイス カンファレンスセンター

東京都千代田区大手町二丁目3番1号

https://conference.otemachi-place.jp/access.html

大手町駅

東京メトロ・都営地下鉄「大手町駅」A5出口から徒歩1分

東京駅

JR「東京駅」丸の内北口より徒歩7分

成田空港から

リムジンバス 東京駅まで80~90分

JR成田エクスプレス 東京駅まで53分

羽田空港から

リムジンバス 東京駅まで35~40分

京急空港線エアポート急行~JR東京駅まで35分

主催

日本経済新聞社 日経バリューサーチ