セミナー・レポート
「ポートフォリオ経営と資本コスト」
- ガバナンス改革と企業価値
- オムロンの「ROIC経営」の取り組みについて
- ソニーの多様な事業ポートフォリオと長期的な価値創出に向けた取り組み
ポートフォリオ経営と資本コスト
日本経済新聞社 情報サービスユニットでは、2021年3月23日に「ポートフォリオ経営と資本コスト」と題したオンラインセミナーを開催しました。
当日は、一橋大学の野間教授、オムロン株式会社の安藤取締役、ソニー株式会社の早川シニアゼネラルマネージャーをお迎えし、ガバナンス改革と企業改革のほか、各社の取り組みについてご講演いただきました。
後半のパネルディスカッションでは、事業ポートフォリオ再編の先端を行く2社の直近の取り組みの目的・課題や企業理念の達成のために意識していることなどを具体的にお話しいただきました。詳しくは下記から講演録をダウンロードしてお確かめください。
セミナー開催時のプログラム
ガバナンス改革と企業価値
ポートフォリオ経営と資本コスト経営について、次の3つの講演を行う。第1にコーポレートガバナンス改革の経済的帰結について、第2に資本コスト経営の実践に向けた課題について、第3にポートフォリオ経営の展望について説明する。最後に、ガバナンス改革と日本企業の企業価値向上へ向けた課題について説明する。
オムロンの「ROIC経営」の取り組みについて
企業価値の持続的向上を実現するためには<企業理念>・<コーポレートガバナンス>・<資本コスト経営>を統合したうえで実践する必要がある。加えて、PL中心からBSとキャッシュフローを重視した経営に転換することが重要である。
今回のセミナーでは、特にオムロンの「ROIC経営」に関して「ROIC逆ツリーによる社内への展開・浸透」および「ポートフォリオマネジメント」について解説する。
ソニーの多様な事業ポートフォリオと
長期的な価値創出に向けた取り組みソニーでは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)、そして「人に近づく」という経営の方向性のもと、長期視点の経営による価値創出を進めている。
本セミナーでは、ソニーにおける「人」を軸とした多様な事業ポートフォリオを強みとした取り組みや、21年4月に予定されている、グループ経営の強化に向けた経営機構改革などについて説明する。