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イノベーションを求められている組織へ

価値創造に繋げる新規事業企画
のための情報活用

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価値創造に繋げる
情報活用の戦略的アプローチ


2020年5月19日開催「イノベーションを求められている組織へ」第1回セミナー・第1部の講演より


長澤 伸一
日本経済新聞社 デジタル事業 情報サービスユニット
ソリューションスペシャリスト

なぜ、いま、価値創造なのか

インターネットの普及やグローバル化の進展により、我々を取り巻く環境は大きく変化し、企業活動や人々の生活も変わりました。身近な例を出すと、楽天やamazonなどの通販サイトの利用が日常になり、人々は外出をしなくても国内外の買い物をできるようになっています。最近では、AI、IoT、ロボットオートメーション、ブロックチェーンなどのデジタル技術や、バイオテクノロジーなど、単なる技術革新に留まらず、社会や産業のあり方を変えるキーワードも多く世の中に浸透してきています。

そういった変化の激しい世の中で、いま存在している企業に求められているのは、「新しい価値を創造する」ことです。産業の高付加価値化により、社会課題や顧客の多様なニーズに応じていく必要があるのです。

日本政府による社会分類では今後の社会を「Society5.0=創造社会」と定義しています。デジタルを駆使して、今の産業や構造を抜本的に改革していく(=デジタル革新)と同時に、多様な人々の創造・想像力を融合することで、社会課題を解決し、新たな価値を創造する。これが、今の社会・企業に求められているのです。

価値創造のために必要な情報とは

このような環境下、企業は既存ビジネスを新しい環境に変化させて、新しい事業を創出することを求められています。今この記事を読まれている人の中には、新規事業創出をミッションに掲げられている人も多いことでしょう。

こうしたミッションにおける情報収集では、【新しい可能性を探る】ことと【既に一定の理解がある事柄についてさらに開発・開拓する】という2軸が存在しています。この2軸の考え方を念頭に入れて、日々の情報収集を効果的に行っていく必要があります。

出所:J.G. March 1991 “Exploration and Exploitation in Organizational Learning”, Organization Science

新規事業開発プロセスにおける情報収集について大枠を下記にまとめました。初期フェーズでは「Exploration= 探索」を意識した情報収集がより重要になりますが、フェーズを進めると、学習プロセスは「Exploitation =開発 (開拓)」にシフトします。

また、情報活用においては「認知バイアス」を意識して取り組まなければいけない点や、それぞれのフェーズにおける情報収集のポイント、これからの情報活用で求められることも当日講演しております。詳しくは下記から講演資料をダウンロードしてお確かめください。

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レポートの目次

  • 【第1部】価値創造に繋げる情報活用の戦略的アプローチ
    • なぜ、いま、価値創造なのか
    • 新規事業開発プロセスにおける学習と情報活用
      • ・組織における学習とは
      • ・認知バイアスの罠
      • ・各フェーズごとの情報活用のポイント
    • これからの情報活用
  • 【第2部】日経バリューサーチの活用事例紹介
    • 事業企画におけるフェーズとプロセス、課題の一例
    • 日経バリューサーチのご紹介・活用事例など